九州北部豪雨災害救助活動 平成29年7月9日
九州救助犬協会より、九州北部豪雨災害へ救助活動の要請が入り
九州全域から救助犬と指導士が集まり、朝倉市で行方不明者の捜索活動を行いました。
自衛隊・警察・消防各機関と連携をとりながら、土砂崩れの現場へ手分けして入ります。
9名8頭の指導士救助犬が、それぞれの地区に分かれます。
私たちは2名でドウメキ地区へ入りました。
地元の消防の方に状況聞き、先導してもらい最初の現場へ到着。
土砂崩れで3名の方が行方不明です。
土砂崩れの奥に見える集落が捜索現場ですが、道路が寸断され
雨が降り続く中、待機するも二次災害の危険が高まりこの地区での捜索は断念。
杷木地区へ移動、4名4頭で、大規模な土砂崩れの現場で捜索活動に当たりました。
行方不明者1名、自衛隊・消防・警察が入り、重機と人力で懸命に救助活動が行われています。
前日に救助犬が捜索に入るも反応なし、広範囲のため再度4頭を入れて捜索にあたりました。
普段は、柿栽培の果樹園が広がり小川が流れる静かな地域だということです。
山が2ヶ所崩れていました。流れ込んだ土砂で道路が埋まり、道が川になり
民家も1階は土砂で埋まっておりすさまじい状況でした。
土砂災害の捜索は、要救助者の臭いが地上に上がってこず、かなり難しい捜索でした。
救助隊の方が掘った後を犬を入れて確認しながらすすめ、
ゾンデで穴をあけて臭いがない確認していきました。
1日の(計3日間)の捜索活動で、発見には至りませんでした。
これからも、訓練を重ね捜索活動のお役に立てるよう努力していきたいです!
災害で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りしますとともに
今後の捜索活動で、1日も早く発見されご家族のもとへ戻られますこと祈っております。