重曹で簡単エコお掃除(はじめに)
重曹でエコお掃除・・・
重曹(ベーキングソーダ)・・・それはまさに「魔法の粉」です。
キッチンの油汚れやお風呂のカビ、トイレのしみなどお掃除の分野でその威力を発揮する
だけでなく入浴剤や歯磨き、消臭剤にも使うことができます。また重曹はお菓子やお料理
にも使われますし、薬局では胃ぐすりとしても売られています。口に入れても安全、環境にも優しいすばらしい物質です。洗剤であれこれ迷うことなく、重曹でシンプル&エコなお掃除を始めてみませんか?
お家の中の汚れの性質
お家の中の汚れは、油汚れてアカ、湯アカ、生ゴミの臭い、魚グリルのこげなど
酸性の汚れがほとんどです。そこでアルカリ性の重曹が酸性の汚れを中和して
分解してきれいにします。またアルカリ性の汚れ、水アカや石けんカス、尿石など
結晶性の汚れには逆に酸性で中和します。
酸性の汚れには → アルカリ性の重曹・石けん アルカリ性の汚れには → 酸性のクエン酸・お酢 |
(重曹エコお掃除の3ポイント) 1.重曹:酸性の汚れを中和して分解する 2.ビネガー.:重曹では落とせない水垢など結晶性の汚れに使用 3.石けん:重曹と相乗効果で、大きな汚れを包み込んで浮かし能率アップ |
「重曹」について知っておきたいこと
「重曹」について知っておきたいこと
重曹は、海や地中、生物の体の中にも存在する弱アルカリのおだやかな
天然ミネラルです。正式な科学用語では「炭酸水素ナトリウム」(NaHCO3)。
アメリカなどでは、ベーキングソーダと呼ばれています。
(※ベーキングパウダーは重曹に粉状の酸を混ぜたもので、でんぷん
などが入っている為、100%の重曹より使いにくいでしょう)
重曹の主な5つの働き
1.おだやかな研磨作用 重曹は非常に優しい研磨作用をもっています。少し水をつけて磨くと、プラスチックのようなやわらかい素材も傷をつけずに汚れだけを取り除けます。 2.弱アルカリの中和作用 重曹は弱アルカリ性のクッションのような安定した資質を持つため、ほとんどの汚れすなわち酸性物質を中和し、水と二酸化炭素を発生させると同時に相手の物質を水溶性の塩に変えます。その結果汚れは簡単にふき取れる状態になります。酸性の物質には必ずあり各種の酸の本質である、水素イオン(H)と、重曹(NaHCO3)の中のアルカリの正体である炭酸イオン(HCO3)が中和することで、水(H2O)と二酸化炭素(CO2)と塩(Na)に分解され、汚れが落ちます。
3.おだやかな気レート(軟水化作用) 重曹には、水の中の金属イオンをはさみ込み、その場にあるのに、ないように封じるキレートという働きがあります。キレートは水をやわらかくして理想的な「超軟水」の状態に近づけてくれます。また、ごくわずかに重曹をときいれた水で、お茶やダシの味が良く出るようになり、入浴剤として用いれば、肌に対してまろやかでチカチカする感じがなくなります。 4.広い消臭・吸湿作用 重曹には広範囲の悪臭を消す働きがあり、家の中のいろいろな場所の消臭に たいへん効果的です。 5.自然の発砲・膨張作用 重曹が働くときに出す二酸化炭素は細かいガスの泡となって空気中に出てきます。その気泡がはじけるときの細かい超音波を利用して、排水溝の奥や洗濯機の裏など手が届かないところの汚れを分解してきれいにします。 |
(重曹の使い方) | |
1.重曹(粉のまま使う) 消臭のほかぬらせない物、水を使えない場所の掃除などには粉のまま使います 2.重曹水(水に溶かして使う) カップ1杯(200cc)の水に重曹小さじ2〜3杯。 (これでだいたい3〜4%の重曹濃度です) 濃い重曹水は逆に粉残りの原因。スプレーボトルに入れ必要なポイントに吹き付けたり、又は付け置き用水として使います。 3.重曹ペースト(少量の水でのばして使う) 重曹に少しずつ水を加えて湿らせそのまま練るとしっとりしたペーストができます。水の変わりに液体石けんグリセリンを加えてもOK | |
<+αの力を加えて頑固な汚れを落とす!> ・酢・クエン酸を加えて・・・汚れを中和 ・お湯(熱効果)を加えて・・・固まった汚れを和らげる ・洗剤を加えて・・・洗浄力の低い重曹と研磨力のない洗剤で相乗効果
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![]() 【材料】
【作り方】
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